2017 / 10
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桜雪 降る

滝の水のように 風に乗って
アスファルトの上を ころげまわる
通り過ぎるトラックのおこす風に引き寄せられて
枝からまた花びらが舞い落ちる

花が丸ごと ぽとりと落ちる
見上げると
ヒヨドリが スズメが
うす甘い蜜を目当てに 細い足で枝をにぎり
小首をかしげて 
次はどの花にしようかと 生き生きとした黒い瞳を輝かせる

耳からイヤホンを外す
一瞬の静けさのあとに 
押し寄せる 野鳥たちのシンフォニー

いっせいに咲き燃える 鮮やかな色彩
千差万別の形態
枯れたように眠っていた枝から 
一気に吹き出す 黄緑色

タンポポをにぎりしめる 小さな手
草を食む 犬
白く薄い翅が ちらちらと現れ 去っていく

うぐいすの薄緑色の歌が 空気をふるわせる

カミよ かの者の傷を癒し給え
カミよ かの者の心を守り給え

桜雪 降る

地球の重力に逆らわず
母の導きのままに
母の懐に抱かれて
朽ち落ちていく 花びら

人もかくあるべし

朽ちて 次なる生命の糧となる

生命の糧とするために
地表を覆う灰色を 引き剥がすべし
大地を 
すべての生命のために 取り戻すべし 
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