2017 / 08
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東儀秀樹さんの講演会に行って気がついた事。

…若い人がいない…

雅楽とか邦楽って、みんな聴かないのかな。
あんなに面白いのに。

私の場合、20代前後の頃に
“邦楽ジョッキー”とか
“邦楽のひと時”なんていうラジオ番組に出会い、
「なんだ~、日本のくらしっくもいいじゃん」
と思い、毎週楽しみにしていたくちで、
特に澤村藤十郎さんの邦楽ジョッキーは最高に好きでした。
柔らかで流れるような、
それでいて聞き流せず、心を惹きつけられる語り口でした。

能の舞台を観に行ったのもその頃。
仕事場の近くに劇場があるからという程度のノリで、しかも観る度に眠くなって舟こいだりしてしまうんですが、
リラックスできて気持ちよかった。

雅楽も謡曲も、何がそんなに魅力的なのでしょう。
それは、音の微妙さ。

現代、日常的に聞いている音楽は、ピアノの鍵盤に見えている音ですよね。
白鍵盤のドレミファソラシ
黒鍵盤の♯、♭

でも音階はそれだけじゃない。
白鍵から斜め上にある黒鍵の間には、
楽譜に表せないほど細かな音階が存在するんです。
日本の有名な演奏家が中近東に行った時、
彼らの演奏する微妙で複雑な音が聞き取れなくて
「あなたは音痴ですね」
と言われたとか。

中近東や中国には凄まじい数の弦を爪弾く楽器があるし、
日本の笙などが出す不協和音って、
実はものすご~く美しく、魂を揺さぶる音だと思うのですよ。
東儀秀樹さんの著書東儀秀樹の永遠のオモチャ箱にもこうあります。
『洋楽のものさしで計ると、その和音は不協和音ということになってしまうが、これがなんとも美しい響きを生むのだ。
不協だなんて失礼だ。これこそが協和音なのだよ……と。細胞が教えてくれる。』

私はロックもジャズもフュージョンも大好きですが、
謡曲の微妙な、うにょ~~~~~ん……と、動いていく音をとらえ、かつまた自分でもその音を出すのって快感です。
ゾクゾクするほど面白いです。

試しに、想像してみてくださいな。
♪さくらさくら♪や♪とおりゃんせ♪を雅楽器で演奏したらどうなります?
極めつけは♪君が代♪。
あんなに暗くて退屈な曲なのに、強力に魅力的に表情を変えるのが分かりますか~?

アミノ酸等の食品添加物入りの食品に慣れた人が天然醸造の調味料や野菜の美味しさに気がつくには、
2~3年という長い時間がかかることもあるといいます。
同じように、普段親しんだものから、別のものを味わえるようになるには、
ちょっと時間が必要かもしれません。
でもね、
食べず嫌いは損ですよ。
日本の文化、結構意外とスゴイです。

そうそう、歌姫UAの魅力も似たところにあってね、
ピアノとかでポーンとキーを叩くと、ひとつの音が響くだけだけど、彼女の声はのばした音が微妙~に揺らぐのです。
そんなところにも魅力があると私は思うのですよ。
今はデビューの頃とは声の出し方が少し変わって、一層透明感のある声になりましたね。
新しいアルバム“Golden green”もgood。

んでもって、お能も観に行くべし。
「能なんてわからない」なんて言わず、この本を読んでみるべし。
→花よりも花の如く 成田美名子 白泉社
コミック本だけど能の面白さが分かるきっかけになる!かも。
普通の入門書とは違って、演じる側の視点が味わえるのが新鮮だし、
この作品の登場人物の感情はとても自然なのがいいです。
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